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2012年4月30日 月曜日
無借金経営
税理士、山田淳です
一般的な会話で、この会社は「無借金経営」ですごいですね...などという話になることがあります。
通常、「無借金経営」はとってもよい事に思えますが、それも時と場合、状況にもよっても善し悪しがあるのではないでしょうか。
会社設立して間もない経営者などから、借金は会社にとって良くないことというお話を聞くことがよくあります。
確かに創業後相当期間経過し、黒字続きの会社は、「無借金経営」が可能だと思います。
税引き後の利益が預金に回り、うまく循環しさえすれば、自然と借入金が無くなっていくことと思います。
しかし、創業間もない会社の場合となると、資本投入がない限り、資金に余裕がないのが通常でしょう。
何かを始めるため、また、会社を存続させるには、資金投入が必要となってくるのです。
ここで、会社の資金を増やす方法としては、増資、利益、借入の3つしかありません。
増資は、上場企業でない場合あまり実施されておらず、また、利益を資金化していくには時間がかかります。
必然的に、借入を行って資金増を行うしかなくなります。
創業後間もない会社に対する融資は厳しいのが現状ですが、それでも融資を受けなければ道は開かれないということだと思います。
ちなみに、融資を受けたことがない会社の社長に、第三者、特に金融機関がどのように会社を判断するのかを確認するためにもダメモトで融資の申込をしてもらうことがあります。
たとえ融資が実行にならなかったとしても、今後の勉強にはなりますので...。
総括しますと、借入は、経営目標達成までの時間短縮を行うために必要なものであり、また支払利息はそれに伴う必要経費と考えられるのではないでしょうか。
経営のスピードを上げるため、借入は必要不可欠なのです。
従って私は、「無借金経営」は、老舗企業におけるごく一部の会社のみしかありえないことではないか、と考えているのです。
一般的な会話で、この会社は「無借金経営」ですごいですね...などという話になることがあります。
通常、「無借金経営」はとってもよい事に思えますが、それも時と場合、状況にもよっても善し悪しがあるのではないでしょうか。
会社設立して間もない経営者などから、借金は会社にとって良くないことというお話を聞くことがよくあります。
確かに創業後相当期間経過し、黒字続きの会社は、「無借金経営」が可能だと思います。
税引き後の利益が預金に回り、うまく循環しさえすれば、自然と借入金が無くなっていくことと思います。
しかし、創業間もない会社の場合となると、資本投入がない限り、資金に余裕がないのが通常でしょう。
何かを始めるため、また、会社を存続させるには、資金投入が必要となってくるのです。
ここで、会社の資金を増やす方法としては、増資、利益、借入の3つしかありません。
増資は、上場企業でない場合あまり実施されておらず、また、利益を資金化していくには時間がかかります。
必然的に、借入を行って資金増を行うしかなくなります。
創業後間もない会社に対する融資は厳しいのが現状ですが、それでも融資を受けなければ道は開かれないということだと思います。
ちなみに、融資を受けたことがない会社の社長に、第三者、特に金融機関がどのように会社を判断するのかを確認するためにもダメモトで融資の申込をしてもらうことがあります。
たとえ融資が実行にならなかったとしても、今後の勉強にはなりますので...。
総括しますと、借入は、経営目標達成までの時間短縮を行うために必要なものであり、また支払利息はそれに伴う必要経費と考えられるのではないでしょうか。
経営のスピードを上げるため、借入は必要不可欠なのです。
従って私は、「無借金経営」は、老舗企業におけるごく一部の会社のみしかありえないことではないか、と考えているのです。
投稿者 税理士法人 K&K Japan