税理士★日記

2012年11月16日 金曜日

缶コーヒーの甘さの謎を追え

2度目の登場となりました。「筋力強化月間中」の監査1課小出です。

突然ではありますが、缶コーヒーってやたら甘くないですか?
「微糖」、「低糖」、「超微糖」どれをとっても甘い。何故か甘い。
味覚は人それぞれと言えども、普通の缶コーヒーとこれらの缶コーヒーの違いが明確に分かる人は少ないのではないでしょうか?

どうなっているのか缶コーヒーということで調べてみました。微糖や無糖については表示の基準があるではないですか。

健康増進法第31条第1項 栄養表示制度
販売する食品について、邦文により栄養成分、熱量について表示を行う場合には、その栄養成分、熱量だけでなく、国民の栄養摂取の状況からみて重要な栄養成分・熱量について表示することが義務付けられているほか、その表示が一定の基準を満たすことを義務付けた制度です。

栄養表示制度中の「強調表示の基準」にこの様に定められています。

・含まない旨[無、ゼロ、ノン]の表示は次の基準値に満たないこと
 この基準より数値が小さい場合「0」表示することが可能
 100ml当たりの糖類が0.5g未満  範囲誤差は±20%

・低い旨[低、ひかえめ、少、ライト、ダイエット等]の表示は次の基準値以下であること
 低減された旨の表示をする場合は、次の基準値以上低減していること
 100ml当たりの糖類が2.5g以下 範囲誤差は±20%

ということは、「無糖」であっても微量の糖類が入っている可能性があるということです。
しかも「微糖」、「低糖」などには、100ml当たりで2.5g、缶コーヒーの小さい缶は190ml程度ですから最大で5g近くの糖類が入っている可能性があるということです。
某コーヒーショップのスティックシュガー1本分以上が入っていることを考えると、道理で甘いはずだと納得がいきます。

しかも、基準の範囲内で各メーカーさんのさじ加減次第です。
こればかりは運試し。今後も缶コーヒーとの戦いは続きそうです。



投稿者 税理士法人 K&K Japan