お役立ちブログ

2012年11月27日 火曜日

格付け~定量分析~

こんにちは。監査一課の渡邉(み)です。

金融機関は、借入を申し込んできた会社を格付けして
その会社に貸し出すか見合わせるか決めたり、利率などを決めたりします。
格付けは一次評価の『定量分析』と二次評価の『定性分析』で決められるのですが、
今日は『定量分析』のほうをお話ししようと思います。

定量分析は決算書の数字から
その企業の(1)安全性、(2)収益性、(3)成長性、(4)債務返済能力を
検討するものです。
金融機関によって若干変わってくるところもありますが、
概ね次のような感じになってます。

(1)安全性...会社の財務構成の安全性・余裕度
 ◆自己資本比率=自己資本÷総資産
 ◆ギアリング比率=他人資本÷自己資本

(2)収益性...会社の収益力の程度
 ◆売上高経常利益率=経常利益÷売上高
 ◆総資本経常利益率=経常利益÷総資本
 ◆直近3期の決算が黒字かどうか

(3)成長性...会社が今後どれだけ安定的に拡大・成長する可能性があるか
 ◆経常利益増加率=当期経常利益÷前期経常利益
 ◆自己資本の金額
 ◆売上高の金額

(4)債務償還能力...会社が負債を返済する力を持っているか
 ◆債務償還年数=(有利子負債-運転資金)÷キャッシュ・フロー額
 ◆インタレスト・カバレッジ・レシオ=(営業利益+受取利息配当金)÷支払利息割引料
 ◆キャッシュ・フロー額=税引後当期純利益+減価償却費

なんだかむずかしいように思えますが、
半分くらいは○○利益が関係してるのはおわかりかと思います。
要するに、利益を出すと格付けが上がるわけです。
利益を出そうと思って利益が出るなら世の中みんな幸せなんですけどね...。
銀行の立場からすると、やっぱり利益が出ている会社に貸したいというわけです。

次回私が書く順番がきたら、定性分析のお話をしようと思います。

投稿者 税理士法人 K&K Japan